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<COLUMN>
「マウンテンバイクの維持・管理」  '07 9/26
 ここではマウンテンバイクを複数台保有する、施設や業者などの健全なバイクの維持・管理について考えを述べる。
まずは言葉の定義付けとして・・・

「点検」
見る。触る。動かす。など(工具を使わずに)して、安全に乗れるか?不具合が無いか?を確認。
(ヘッド・ハンドル・ブレーキ・サドル・BB・クイック・タイヤ・・・)

「整備」
不具合が出ない様に、準備する。
そうじ。注油。エア圧。各部の角度。ギヤなどの調節・・・。

「修理」
不具合が出た場合に、それを治す。
パンク修理。ブレーキパッド、ワイヤー類など消耗品の交換。


「バイク管理」とは、「点検」「整備」「修理」を全て含めたモノをいう。
すなわちいずれかが抜け落ちていては、バイクを管理しているとは言えない。



「点検」のキーワード >>「常時」「使用者」
 乗車前の点検、乗車後の点検、を使用者が責任をもって行うという事。
レンタルの場合は貸し出す側、スクールの場合はインストラクターなどの現場担当が「使用者」にあたる。
乗り手が初心者であれば、不具合に対しての知識も薄い。
乗りなれたライダーなら気づくことのできる不具合も、初心者にとってはそれがどういうことなのか知るすべも無い。
つまり“不具合の解る範囲で、一番末端の人間”も責任を持って「点検」をしてほしい。

「整備」のキーワード >>「常時」「定期的」「使用者」「所有者」
 消耗部品などの確認や調整は乗るほどに必要になってくる。
よって「常時」「定期的」に「整備」が必要で、必然である。
上記に述べた「使用者」は「常時」、「所有者」は「定期的」に整備をするのがよいだろう。
ブレーキ、タイヤ空気圧、各部の角度、変速機の調整などがいい例だ。

「修理」のキーワード >>「必要時」「所有者」
 「点検」や「整備」で発見された不具合で、「整備」だけでは改善しない不具合は「修理」が必要になる。
「所有者」が責任を持って確実な「修理」を。できれば専門の業者(自転車屋さんなど)に「修理」をお願いしたいところだ。
例外として、ツアーやスクール中でのメカニカルトラブルにおいては、現場担当者が「修理」や応急処置を行う必要性もあるが、それも後に「所有者」が改善をするという責任がある。
「点検」「整備」がしっかり行われていれば、使用中に「修理」を必要とする突然のトラブルもある程度少なくなる。

 整理すると、「バイク管理」とは「点検」「整備」「修理」の複合である。

 マウンテンバイクを複数台保有する施設や業者などには、責任を持って「バイク管理」をしてもらいたい。
“不具合の解る範囲で、一番末端の人間”である、貸し出し者や現場担当のインストラクターは「点検」「整備」を。
「整備」「修理」のプロである業者はその範囲を。 所有者は全ての範囲を。
それぞれにしっかりと責任をもち連係することが、健全な「バイク管理」なのである。
健全な「バイク管理」があって、健全なバイクを「維持」できるわけだ。

 バイク・レンタルにおいて、その現場担当がプロでも所有者が無責任、無知だったりすると、
「バイク管理」が甘かったりする場合があるので注意が必要だ。
また無責任、無知というのは、“たかが自転車”的風潮のある日本社会の一部では、自転車の整備不良、不具合が人の命を簡単に奪ってしまったり、怪我をする可能性があるということを、考えていなかったり、知られていなかったりする。

 この辺の意識を持ってもらうためにも自転車文化をより普及させていきたいものだ。